今回は島根県の出雲國神仏霊場(全20箇所)の内、第十七番礼所の「峯寺」をご紹介いたします。
島根県雲南市にあるお寺
峯寺は島根県雲南市三刀屋町にあるお寺で、またの名を「出雲大峯」と呼びます。
独自の精進料理が食べれる珍しいお寺
ここ峯寺の魅力の一つとして「独自の精進料理を食べることができる」というものがあります。その由来は京都・金閣寺の老師の「お接待の教え」とされ、これをもとにかつて参拝者に供されていた食事となっています。食べるには三日前までの予約が必要ですが、全てお茶付きで献立が
3,000円で約9品の物。
4,000円で約11品の物。
5,000で約13品の物の三種類です。これらは全て奥出雲の豊かな食材を活かした峯寺でしか味わうことのできない一品になります。
御祭神
御祭神は、「大日如来(だいにちにょらい)」、「聖観音菩薩(しょうかんぜんおんぼさつ)」です。
御神徳
御神徳は、「除災(じょさい)」、「招福(しょうふく)」です。
出雲国の神社、お寺にはそれぞれある種のテーマと呼べるものがあり、ここ峯寺は「阿」となります。
その他
公式ホームページ https://shinbutsu.jp/shrines-temples/mineji/
ちょっとした小話
ここ峯寺は、太古のままの姿を残すような美しい山を登っていき、山の中腹辺りから忽然と現れるます。確かな「厳格さ」と「格式」を誇る峯寺。その姿には思わず見とれてしまうほど迫力があります。また、本堂の右側の回廊を巡っていくと、日本最古の風土記とされる「出雲國風土記」に名が記されている「伊我山」を借景とした風景が広がる日本庭園。その見事さに目を奪われます。二月には梅が咲き、四月下旬にはツツジが咲き誇り、五月にはサツキ、六月にはギボウシの花、十一月にはイチョウが見れ、四季折々の風情を堪能できます。
峯寺のように出雲国の神社、お寺にはそれぞれある種のテーマと呼べるものがあり、上でお話ししたように峯寺は「阿」となります。
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