宮島 厳島神社を造営した平清盛公を祭る【清盛神社】

  • 8月 2, 2022
  • 7月 19, 2022

清盛神社は厳島神社にあり、かの有名な「平清盛」を祭っています。武士ではじめて太政大臣となり、武士政権を確立させた、平安時代を代表する武士 平清盛。現在見られる立派な寝殿造りの社殿は、平安時代に栄華を極めた平清盛が造営したものです。清盛と厳島神社に深い関係があるのをご存知ですか?平家の総帥であった平清盛は、1146年に安芸守の任に就きました。29歳という若さで、瀬戸内海の制海権を手にし、巨額の富を得ました。平家の栄枯盛衰を描いた「平家物語」によると、この頃に清盛はある夢を見たそうです。その夢は、僧が清盛に「厳島神社を造営すれば、必ず位階を極めるだろう」というお告げをするというものだったそう。清盛はお告げにしたがって、厳島神社の造営を行い、篤く信仰しました。社殿の造営以外にも、京都や大阪の文化を伝えたりなど、中でもよく知られているのが、国宝 平家納経。
平家納経は、なんと清盛自筆の第1巻願文からはじまり、平家一門の写経が収められています。平家の栄華は厳島神社のご加護あってこそと、喜びと感謝の意を示して奉納されました。平家納経は通常非公開ですが、年に2回特別公開しています。平清盛から代々篤く厳島神社を信仰してきた、平家と厳島神社のつながりが感じ取れる一品。ご覧になりたい方は事前に公開日を調べておくといいですよ。またレプリカは常時宝物館に展示されているので、公開日にご都合が付かない方も見ることができますよ。

 

「西の松原」エリアにある超パワースポット

清盛神社は西の松原と呼ばれる海岸沿いの大鳥居が望める場所に鎮座しています。この場所は松の木に囲まれ、すぐそこには大鳥居と瀬戸内海を一望でき、反対側には川という最高のロケーションの中に建てられていると言えます。

御祭神

平清盛公(たいらのきよもりこう)

御神徳

御神徳は「経済発展」「勝利」「立身出世」です。

その他

神社のすぐ後ろには「清盛茶屋」と呼ばれる食堂があります。是非寄ってみてください。

フェリーにて宮島に到着しますと、厳島神社に向かう入口には、平清盛の像があります。