平城京の守護と国民の繁栄を祈願するために創建された春日大社。
その始まりは国の繁栄と国民の幸せを願って遠く鹿島神宮から武甕槌命(タケミカヅチノミコト)様を神山御蓋山(ミカサヤマ)山頂浮雲峰(ウキグモノミネ)にお迎えしたことにあります。神護景雲2年(768年)11月9日、称徳天皇の勅命により左大臣藤原永手によって、中腹となる今の地に壮麗な社殿を造営して香取神宮から経津主命様、また枚岡神社から天児屋根命様・比売神様の尊い神々様をお招きし、あわせてお祀り申しあげたのが始まりです。そしてご神体として春日山原始林に続く御蓋山の西麓に鎮座する藤原氏の氏神を祀っています。
秩序・交渉・政治の導き・平和・愛
御祭神である武甕槌命様・経津主命様は、日本の国を秩序ある国にするためにあらゆる神々と交渉され、平和裡に治められた功績ある神様、また天児屋根命様は神事と政治を守り導かれる神様、比売神様は天照大御神様だとも天児屋根命様の妃神とも伝えられ平和と愛の尊い神様とされています。まさに、今の日本にとって一番活躍して頂きたい神々さまですね!
奈良の鹿
よく目にする鹿。神の使いとされています。
奈良では神が白鹿に乗って奈良の地においでになって以来、鹿は神の使いとされています。
参拝の前の作法
必ず手水舎で手を洗い、口をすすぎましょう。柄杓一杯の水で左手・右手・左手に水をとり口をすすぎ・次の人のために柄杓の柄を流す。この一杯で一連の動作が日本の心ですね。
参拝の前の作法2
大きな神社では参道の途中に祓戸大神が祀られています。ここを参拝して罪・穢れを祓ってから参拝に向かいます。
春日大社内のパワースポット
奥社遥拝所
春日大社の本殿に近い奥社遥拝所。意外と皆さん素通りですが、ここはご神氣たっぷりのパワースポット。動画リンクのページで動画でご覧頂けます。
夫婦大黒社
大国主命(おおくにぬしのみこと)と須勢理姫命(すせりひめのみこと)の夫婦神を祭神としています。日本で唯一夫婦の大国様を祀った神社です。
縁結びや夫婦円満にご利益があり、須勢理姫の持ち物とされるしゃもじに願いを書くと、願いが叶うといわれています。。。。とても暖かいエネルギーの場所でした。
若宮大楠
参道を歩いていると立派な楠木が。参道の木の幹の伸び方や捩れ方でパワーの流れや強さが伺えます。この大楠は幹周が約11.5mあって、奈良県下で1、2を争う巨樹です。江戸時代の半ばに大雪のため上部が折れ、今のような樹形になったと考えられています。神功皇后お手植えと言われています。
金龍神社
若宮神社
天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)様を祀る神社で正しい知恵をお授けくださる神様です。ここは必ずお参りしたいところです。
内侍殿(ないしでん)
御神前で奉仕をする内侍(女性)が控えていた建物で、 20年に一度の造替の時御本社と若宮の神様を御遷し(お移し)するので、移殿とも呼ばれています。東側が正面で西側の廂の間が、若宮の移殿になるそうです。現在は一般の方も入室させて頂けます。是非、内観するチャンスですので訪れてみましょう。
藤浪之屋(ふじなみのや)
本殿の北廻廊の東角にあたり、かつては神職(禰宜)の詰め所が参拝者に「万燈籠」の雰囲気を体験していただこうと、釣燈籠に灯をともし特別に公開しています。燈籠がゆらめく空間で、万燈籠の幽玄の世界を楽しめます。
社頭の大杉
本殿回廊内の目通り周囲8.7m、高さ25m、樹齢約800年~1000年の大杉。700年昔の『春日権現験記』には幼木の姿で描かれているそうです。根元から斜めに延びているのは、槙柏(伊吹ともいう)と言われ、直会殿の屋根に穴をあけて成長しています。屋根まで穴をあけて木を生かしているのは、特に樹木を大切にされる春日の神様の託宣(古社記)によるものだそうです。
御祭神
大宮(本社)の第三殿天児屋根命と第四殿比売神の御子神であり、その御名を天押雲根命と申し上げます
ご神徳
平城京の守護と国民の繁栄の祈願
公式ページリンク
https://www.kasugataisha.or.jp
社務所受付時間
6:30~17:30(但し、11月〜2月は7:00~17:00)まで
所在地
その他
駐車場・トイレあり、ペット・小型無人機ドローン・タバコ禁止