出雲国 神仏霊場 第一番【出雲大社】

  • 10月 23, 2023
  • 10月 30, 2023

今回は島根県の出雲國神仏霊場(全20箇所)の内、第一番礼所の「出雲大社」をご紹介いたします。

島根県出雲市にある神社

出雲大社は島根県出雲市大社町杵築東にある神社です。

神社、パワースポット、神様の代名詞

「出雲大社(いずもたいしゃ)」といえば日本において一二を争うのではないかと言うほどの知名度の神社です。出雲大社は正式名称を「出雲大社(いずもおおやしろ)」といい、ご存知の通り日本の神話の故郷出雲を代表する神社です。

「神々の国と呼ばれる出雲の地に、その象徴のように建つ出雲大社。八雲山を背にした境内には森厳な空気が漂い、数千年の歴史を持つ神殿が厳かに建っています。空を突き刺すような本殿屋根の千木を仰ぎ見ると、壮大な神代の世界も想像に難くありません。神々が集い、古代より人々から仰ぎ尊ばれてきた出雲大社。」

このように話されている出雲大社本殿は現在約24mとされていますが、太古の昔出雲大社本殿はこのほぼ四倍にも当たる約96mもあったそうです。後ろにそびえ立つ「八雲山」が約100mなのを考えると仮に現代にこの大きさのままあったとすれば、それはもう圧倒されることでしょう。また少なくとも平安時代にも約48mあると伝えられているので当時は日本一の高さを誇っていたのでしょう。

御祭神

出雲大社の御祭神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」で、大国主大神は大きな袋と打出の小槌を持って米俵の上に立つ「だいこく様」の姿としてよく知られています。

御神徳

出雲大社の御神徳は「良縁祈願」、「子授」、「夫婦和合」、「五穀豊穣」、「商売繁盛」などが代表的です。

「今では広く“えんむすび”の神として人々に慕われていらっしゃいますが、この“縁”は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです。そして、日本の悠久なる歴史の中で、代々の祖先の歩みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様なのです。」とされているほどなので大昔から数え切れないほどの人々から信仰されてきたことがよくわかります。

出雲国の神社、お寺にはそれぞれある種のテーマと呼べるものがあり、ここ出雲大社は「譲」となります。

その他

公式ホームページ https://shinbutsu.jp/shrines-temples/izumoooyashiro/

ちょっとした小話

「因幡の白兎」のお話を聞いたことはありますでしょうか?因幡の白兎を簡単に説明すると、「隠岐の島に住んでいた白兎が因幡国に一度行きたいと思い渡る方法を考えていると、そこにワニ(サメ)がきたので、白兎は彼らを利用しようと考えました。彼らに自分の仲間とどっちが多いかくらべっこしようと話をもちかけ白兎は数を数えるふりをしながら、向こうの岸まで渡っていきましたが白兎は嬉しくなりうっかり本当のことをワニ(サメ)達に話してしまい、皮を剥がされてしまいました。そこに通りかかった、だいこくさまの兄弟に意地悪をされ、泣いていたところ、だいこくさまが白兎に正しい対処法を教え、白兎は見事に自分の毛皮を取り戻しました。」と言ったお話です。その後だいこくさまは因幡の国にゆき、八上比売(やかみひめ)と結ばれ、数多の子供(神様)をもうけました。大国主大神さまの優しさが伺えるお話です。

お電話はこちらから

TEL:0853-53-3100 島根県出雲市大社町杵築東195 〒699-0701

参拝時間

午前6:30 〜 午後8:00まで。