今回は島根県の出雲國神仏霊場（全20箇所）の内、第五番礼所の「月照寺」（げっしょうじ）をご紹介いたします。
島根県松江市外にあるお寺「月照寺」
「月照寺」は島根県松江市外中原町にあるお寺です。
山陰の紫陽花寺
ここ月照寺は、六月の中旬ごろから紫陽花が所せましと咲き誇っています。五月下旬から七月中旬ごろまでに美しい紫陽花を一目見ようと毎年多くの参拝者が訪れます。その数はおよそひと月で一万人ほど。美しい紫陽花もいいですが、静かな森の中の月照寺は神秘的でとても気持ちが良いのでそちらの方もぜひ寄ってみてください。
御祭神
「月照寺」の祭神は、「木花咲耶姫命」（コノハナサクヤヒメ）です。
御神徳
御神徳は「長寿」、「火難避け」、「安産・子育て」等です。
その他
公式ホームページ https://shinbutsu.jp/shrines-temples/gesshoji/
ちょっとした小話
月照寺には面白い伝説があり、それは「月照寺の大亀伝説」です。この伝説では『「松平家の藩主が亡くなられた後、亀を愛でていた藩主を思って大亀の石像を造った。ところが、その大亀は夜になると動きだし、蓮池の水を飲んだり、城下の町で暴れ人を食らうようになった。」と、その後寺の住職は深夜に大亀に説法を施しました。すると大亀は「私にもこの奇行を止めることはできません。あなたにお任せいたします」と、大粒の涙をポロポロと流しながら頼んだといいます。そして亡くなった藩主の功績を彫った石碑を大亀の背中にのせしっかりと封じ込めた。』という伝説です。
また、相撲が好きな人なら一度は聞いたことがあるであろう人物。「力士雷電」の碑などもあり、みどころ満載です。
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