妙法山 阿弥陀寺

妙法山 その名の由来

1300年前、大宝三年 蓮寂上人というお坊様が日本に渡って来られ、この熊野にたどり着きました。上人はこの山の頂上がとても気に入り、ここで修行をすりことにし、妙法蓮華経というお経を写経して山頂に埋め、立っている木をそのまま彫ってお釈迦様の仏像を安置したそうです。その時からこのお山は、お経の名前をとって妙法山と呼ばれるようになったそうです。

女人高野と号された

女人禁制の高野山の代わりに女性が多く参詣したので、女人高野と呼ばれたそうです。熊野古道最大の難所、本宮へ向かう「大雲取越え・小雲取越え」の出発点でもあります。熊野古道の基点でもあるのです。

阿弥陀寺の歴史]

那智三峯のひとつ、標高749mの妙法山。

標高749mの妙法山。その山頂近くに建つ妙法山 阿弥陀寺。真言宗の古刹で、弘法大師空海が創建したと伝えられ、また、ここは死者の霊魂が詣でる寺でもありました。

ここは死者の霊魂が詣でる寺でもありました。

「亡者の熊野参り」といい、人が死ぬと、その魂は、枕飯3合炊く間に、枕元に供えられたシキミを1本持って、この寺を詣で、釣鐘をひとつ、つき、そして、持ってきたシキミを妙法山山頂に建つ奥ノ院・浄土堂に供え、それから大雲取越えの山路を歩いていくといわれています。社のHPによれば「亡者の熊野詣で」と伝えられ、人が亡くなると幽魂は必ず妙法山に参りこのひとつ鐘を撞くといわれます。表面には弘法大師の書と伝えられる丸くかたどられた南無阿弥陀佛の文字と「空海」の銘が有り、現世の安穏と先祖の菩提の為に生前一度は撞いておく釣鐘です。だそうです。

熊野古道

阿弥陀寺から本宮へと続く「大雲取越え・小雲取越え」の道は、「死出の山路」と呼ばれ、その道中には「亡者の出会い」と名付けられた場所さえあり、道行く人はときに、亡くなった肉親や知人の霊に出会うことがあると言われています。

阿弥陀寺の境内

大師堂

永正6年(約500年前)に建てられたお堂で、弘法大師42歳の時のお姿(厄除け大師)
と伝えられる等身大の坐像がまつられています。今回は中に入れて頂き参拝させて頂きました。500年前のままの空間は別世界でした。

阿弥陀寺

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野2270-1
妙法山 阿弥陀寺 寺務所 TEL(代表)0735-55-0053 FAX0735-55-0726

阿弥陀寺

平安時代末から鎌倉時代に盛んに行われた「蟻の熊野詣」と言われる旅人達が、極楽浄土へ行ける事を願って毛髪をここに納めました。
その後、室町時代から現在に至るまで亡き人の菩提を弔う為に人々が遺髪や遺骨を納めて行かれます。これを「お髪上げ」と言って特に紀南地方の人々はその宗旨に関わらず、必ずと言って良いほど妙法山に来られるそうです。

火生三昧(かしょうざんまい)跡

平安時代 法華経行者の応照上人は、法華経の一節にある、すべての衆生の罪とがを
一身にかぶり火をもってみずからの体を焼き尽くすという薬王の姿に心打たれ、食物を断ち松の葉、草の根を食べて苦行を重ね自らも紙の衣を着て火生三昧の行を実践したそうです。上人の身体が火に包まれても読経の声は最後まで穏やかで、辺りにはまばゆいほどの光と鳥たちの賛嘆の声が満ち溢れ、その煙は三日三晩熊野灘を漂い続けたと言われています。

温暖化の影響か・・・?

境内の樹齢何百年に及ぶ古木が2009年10月の台風で倒れてしまいました。何百年も耐えてこられたのに、遂に台風で倒れてしまいました。土壌の変化や酸性雨などで木が弱り、温暖化などの影響で年々、雨の量が増え、風も強くなる。Heal the earth !今こそ私達の地球を癒す一歩を踏み出そう!

熊野古道・熊野詣の意味

平安時代後期以降、浄土信仰の広がりにともない、熊野本宮の主神の家都美御子神は阿弥陀如来、新宮の速玉神は薬師如来、那智大社の牟須美神は千手観音をご本尊とされ、本宮は西方極楽浄土、新宮は東方浄瑠璃浄土、那智は南方補陀落(ふだらく)浄土の地であると考えられ、熊野全体が浄土の地であるとみなされるようになったそうです。
この時代に人々は生きながら浄土に生まれ変わることを目指して、熊野詣の道を歩いたのでした。熊野という浄土に入るには、儀礼的な意味で、いったん死ななければなりませんでした。そのため、熊野詣は「葬送の作法」を伴う死門への旅だったとされています。
要するに熊野詣は、生きながらに、死んで浄土に生まれ変わって成仏し、そして、再び現世に帰っていくという儀礼の遍路だったようです。(詳しくはをhttp://www.mikumano.net/nyumon/moude.htmlご覧ください)。

そうした事をふまえて熊野三山の三社詣では人生儀礼としても大切なことですが、それ以上に生きながらに死んで浄土に生まれ変わるという目的を持ち、歩く道中の心のあり方が、大切なようです。熊野の本宮には《人生出発の地》と掲げられています。現生での出発は熊野三山を詣でてから初めて始まるのですね。人生の岐路、新たな旅立ちの際には是非訪れてください。

御祭神

イザナミノミコト

御神徳

生に関する神様

公式ホームページ

https://www.myohozan.jp

社務所受付時間

24時間

所在地

熊野妙法山 阿弥陀寺 那智三峯のひとつ、標高749Mの妙法山にある山寺

〒649-5453

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町南平野2270-1

その他

駐車場、トイレあり