「青島神社」は神社周囲1.5kmの青島全島が境内地となっています。また全島が熱帯・亜熱帯植物の群生地として、国の特別天然記念物に指定されてもいます。
宮崎県宮崎市青島にある神社
「青島神社」は名の通り「島」の神社です。島といっても本島から徒歩で向かえる橋があり、最寄り駅などから簡単に向かうことができます。また島全体が境内となり、そこには様々な植物が生息しています。やはり神様の住まうところだからなのでしょうか。
本土にくらべて特異な植物が繁茂した北半球最北の貴重な群落
青島には自生栽培植物226種が繁茂しており、熱帯及び亜熱帯植物27種も繁茂しています。その代表的な植物ビロウ(ヤシ科)の成木は約5,000本です。ビロウの純林は群落地の6分の1を占め、最高樹齢350年を越えるものもあるとか、ビロウ樹の成因は古来の遺存説と黒潮にのり漂着したとする漂着説があります。
御祭神彦
御祭神は「彦火火出見命(ヒコホホデミノコト)」「豊玉姫命(トヨタマヒメ)」「塩筒大神(シオツチノオオカミ)」の三神です。
御神徳
御神徳は「家内安全」「商売繁昌」「交通安全」「旅行安全」「ご祈願」「海上安全」「健康開運」「病気平癒」「縁結び」「大漁祈願」「工事安全」「子授け」「安産」「結婚報告」「学業成就」「合格祈願」「心願成就」「厄除け」「七五三」「車祓い」です。
様々な祭事が執り行われている神社
青島神社は春に「島開き祭」夏には「夏祭り」秋には「例祭」冬には「裸参り」があります。
中でも「裸参り」は成人の日に行われているお祭りで全国から男女約四百名の方々が神社の前の海で禊を行い、身を清めて神社に参拝をするお祭りです。この風習は、昔、彦火火出見命がにわかに海神宮からご還幸された際、村の人々が衣類(命をお迎えする為の装束)をまとう暇もなく裸の姿で取り急ぎお出迎えしたという古事から起こったものとされています。
その他
公式ホームページ https://aoshima-jinja.jp/
ちょっとした小話
ここ青島には「鬼の洗濯板」と呼ばれる不思議なものが見られます。これは「約七百年万年前(新第三紀)ごろ海床に堆積した砂岩と泥岩が海上に露出し時間をかけて波によって侵食され、堅さの違いにより凹凸が生じたものである。」とされています。
なんだかとても凄いことですよね、新第三紀の時代の泥からならもしかすると貝殻や植物の化石なんかもあるかもしれませんね。(もし見つけても勝手に持って帰っては行けませんのでご注意を)
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