甲斐武田家の氏神として古くから尊崇を集めた神社【武田八幡宮】

  • 5月 23, 2023
  • 5月 16, 2023

武田家の氏神様として尊崇を集めた神社。今回はそんな「武田八幡宮」をご紹介いたします。

山梨県韮崎市にある「武田八幡宮(神社)」

武田八幡宮は山梨県韮崎市にある神社です。

八幡宮の由来と起源

伝えによると今からおよそ1200年前、弘法大師がこの地へ降りられた時、山を背にした中空へ八幡神(八幡大菩薩様)が現われ、「我をこの地に祀ったならば国家は安泰であろう」とお告げがあったそうです。その後、弘法大師は京へ帰り嵯峨天皇に八幡神のお告げがあったことを申し上げました。そこから、弘仁13年(822年)嵯峨天皇の勅命により、武田武大神(日本武尊の御子)を祀る祠を桜の御所から現在の地に遷宮し、九州の宇佐神宮(八幡総本宮)を勧請、合祀し創建されたのが起りといわれています。その後、貞観年間(859~876年)には京都石清水八幡宮の御霊を社中に勧請しています。

御祭神

御祭神は、「武田武大神・タケダタケノオオミカミ」(日本武尊の御子)…足仲津彦命と兄弟、「誉田別命・ホンダワケノミコト」(応神天皇)…八幡大菩薩・文武の神、「足仲津彦命・タラシナカツヒコノミコト」(仲哀天皇)…応神天皇の父・武の神、「息長足姫命・オキナガタラシヒメノミコト」(神功皇后)…応神天皇の母・安産の神です。

御神徳

御神徳は「安産祈願」、「勝負運」、「必勝」、「文武の神」です。

その他

公式ホームページ https://takedahachimanguu.com/

ちょっとした小話

武田八幡宮は甲斐武田家の氏神として尊崇を集めた神社だそうです。三間社流造檜皮葺の本殿は、武田信玄公が再建したもので国の重要文化財にもなっています。武田八幡宮の歴史は古く822年に嵯峨天皇の勅命により、武田王を祀るために創建されました。そして、1140年に甲斐武田家の祖である武田信義公がこの武田八幡宮で元服をして源信義から武田太郎信義と名を変えたことにより甲斐武田家が発祥したとされているそうです。細かい行事や祭事が多々ありますのでそちらの方もぜひご高覧ください。

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