四つの境内を構える古くからの伝統を守る諏訪大社 【諏訪前宮】

  • 2月 9, 2023
  • 2月 3, 2023

諏訪大社上社の前宮(まえみや)は、本宮から東方面に約2キロ程離れたところにあり、旧鎌倉街道にそった県道の途中の山にある諏訪大社「諏訪上社前宮」をご紹介させていただきます。

長野県茅野市にある境内のうちの一つ「上社前宮」

「上社前宮」は長野県茅野市宮川にある神社です。

諏訪信仰発祥の地

「諏訪上社前宮」は、諏訪大明神が最初に降り立った場所とされ、“諏訪信仰発祥の地”と言われています。また、前宮は本宮に対し、それより”前にあった宮”の意味とも考えられているそうです。

飲むことがきるご神水「水眼」(すいが)

上社前宮の「四之御柱」付近には、御手洗川上流の山の中から湧き出した「水眼」(すいが)の清流が流れています。前宮のご神域を流れる清流のことを“すいが”と呼び、古くからご神水として大切にされてきたという言い伝えがあります。前宮の重要神事の際に用いられたと記録もあることから大きなパワーが秘められているのではないでしょうか。

御祭神

御祭神は「諏訪大明神」です。

御神徳

御神徳は「五穀豊穣」、「家内安全」、「健康長寿」、「交通安全」、「商工業の繁栄」、「開運招福」などです。

その他

公式ホームページhttp://suwataisha.or.jp/maemiya.html

ちょっとした小話

諏訪大社というと「御柱(おんばしら)」でも有名です。ご神域の四隅に約千数百年の歴史をもつ御柱が数えで7年ごとに建てられるのですが、上社、下社それぞれに4本ずつ16本の柱が建てられます。大きな御柱は、長さが約16.5メートル、重さが約12~13トンにも及ぶそうです。この大きな御柱を山から人の力のみで、急な坂から引き落としたり、川を引き渡したりしながら、運びます。20数キロそのような過程を経て運ばれてくるので、御柱の裏側を見てみるとかなりすり減っていることがわかります。これを行う行事が「御柱祭(みはしらさい)」または「御柱(おんばしら)」とも呼ばれ、お祭りを見るために毎年約数十万人の人が訪れます。四社いずれも御柱を見ることはできますが、4本すべての御柱を触れる事が出来るのは、「上社前宮 だけ」です。前宮に参拝に来られたら4本の御柱を触れてみてはいかがですか?

御朱印をお求めの方は四社全て一緒ではなく、すべて異なりますので興味がある方は是非確認してみて下さい。四社全て回るといいことがあるやもしれません。

お電話はこちらから

上社前宮  長野県茅野市宮川2030 TEL:0266-72-1606

社務所受付時間 上社前宮の授与所開所時間は午前9時より午後4時半までです。